“風の旅人” として多くの伝説を作ってきたデュエルン・レーフェンス。 愛車 “轟カル号” と共に渡ったXX国からお伝えします。ジオポタ海外支部からの便り

2009年6月15日月曜日

大統領選

きょうはウクライナの大統領選挙の話し。

いつもカメラをリュックに入れて持ち歩いていてカメラマンらしくないので、カメラバッグを買うのと、写真用光沢プリント用紙を買うために街に出てきました。

革命広場では早くも大統領選挙に向けた政治集会が開かれていました。大統領選挙は来年一月で、まだ半年以上も先のこと。
この国の選挙運動はお祭りみたいで、みんなで楽しむものらしい。
巨大な仮設ステージを作ってロックコンサートなども開かれる。

現在立候補しているのは、現大統領のユシチェンコ、現首相のティモシェンコ女史、地域党党首のヤヌコーヴィチの三人です。

前の大統領選挙のときはユシチェンコとヤヌコーヴィチの一騎打ちで、最初ヤヌコーヴィチが勝利したけれども不正が発覚してやり直し選挙で逆転勝利したのが現在のユシチェンコ大統領です。この選挙選でダイオキシンが盛られるという事件が起きました。
真相は未だに謎のままです。おそらく反対勢力のヤヌコーヴィチ派かロシアだと云われている。

ユシチェンコ現大統領は親ヨーロッパ、ヤヌコーヴィチは親ロシア、ティモシェンコは両方に顔を向けた八方美人。

ユシチェンコ現大統領は経済政策で失敗し、完全に求心力を失っているし、前の大統領選挙のときはティモシェンコの選挙協力によって勝ち得たので、今回は彼女自身が立候補しているのでユシチェンコの勝ち目は全く無いように思える。
地方や保守層にはヤヌコーヴィチが強く、都市部と財界はティモシェンコが強いようです。
ヤヌコーヴィチは貧乏から立身出世の人、ティモシェンコはもともと大金持ちの娘、対照的な二人の一騎打ちになりそうです。どちらもロシアに太いパイプをもっているのでロシアの出かたが読めない、今後の動きに目が離せません。

写真は革命広場とその周辺のきょうの光景です。

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