“風の旅人” として多くの伝説を作ってきたデュエルン・レーフェンス。 愛車 “轟カル号” と共に渡ったXX国からお伝えします。ジオポタ海外支部からの便り

2015年8月23日日曜日

まもなく帰国します

地獄のような激務も残すところあと1週間となりました。

きょうは午前中ラグーンまでサイクリング、帰りにスーパーに立ち寄り土産を買いました。
ジオポタの皆さんにはココナツ酒とセイロン紅茶を買って帰ります。試飲したい方はジオポタ事務局までコンタクトしてください。

帰国後は再び鉄道模型三昧になるでしょう。
作りかけの鉄道車両がたくさんあり、それらを完成させなければなりません。

結婚披露宴です。

滞在しているホテルのレストランでは度々結婚披露パーティーをやっています。

土曜日も6時から始まり、11時ごろまで賑やかにやっていました。

披露宴会場の入り口には花で飾られたゲートが作られ、招待客の太めのおばさん。

金曜日の晩はインドマグロの刺身で一杯、土曜の晩は巨大なロブスターの刺身で一杯。

娯楽が何もないので酒の量ばかりが増え、ここでの生活は不健康です。

2015年8月21日金曜日

日没

インド洋に沈む太陽の写真をお届けします。

きょう珍しく夕方快晴だったのでカバンを部屋に置いて、急いでカメラをもって海岸に出ました。
ホテルのたくさんの客がカメラを構えてサンセットのシャッターチャンスを待っているようです。

サンライズ、サンセットは洋の東西を問わず人類だれでも有難がるもののようですね。

サンセットといえばヨルダンのアカバ湾が最高でした。
これを見る為だけにアカバに行っても悔いはないと思います。

2015年8月19日水曜日

総選挙

月曜日スりランカ国会議員の総選挙が行われました。
ところ変われば選挙も変わるで、日本の選挙とは大変な違いです。
投票地が100キロ以上離れている人は先週の金曜日から今週の火曜日まで休みです。
投票日当日はすべて休み、この日はアルコール類の販売も停止です。
先週から投票所の周辺は自動小銃で武装した警官が警備にあたっています。

あえて月曜日にしないで日曜日にすれば良いのに、と言ったら職場の仲間(外国人)に即座に言われました。それは日本人的発想。日曜日は休息日、選挙は仕事以上に国民の重要事、休息日を割いて片手間のやるものではないという意味か。
日本の総選挙も平日に実行し、投票した人は休日扱いにすれば格段に投票率が上がるでしょう。

そのような訳で月曜日は我々も休みです。火曜日も事務所は閑散としていました。町も気味悪いほど人影が疎らです。

月曜日はコロンボに行ってきました。コロンボにも小さな鉄道博物館があることが分かり、苦労して探し当てたら閉まっていました。休館日というよりはすでに閉鎖した感じです。せっかくコロンボに出てきたので少しだけ観光、田舎暮らしをしているのでたまに都会の雰囲気も良いものです。

やっと見つけた鉄道博物館、門には南京錠が、チェーンも南京錠も錆びているので長いこと閉まったままかも知れない。

道路と線路に挟まれた小さい運河、奥がコロンボ中央駅(Colombo Fort Railway Station)、その先が海です。

DUTCH HOSPITAL

病院には見えないけれどもオランダが200年前に建てた建物です。

回廊がめぐっている中庭が良い雰囲気です。

HARVOUR COURT

海岸に面した古い格式のあるホテルです。

安倍総理がスリランカを訪問した時にこのホテルで休息したそうです。


旧国会議事堂

現在はコロンボの少し南に首都を移しているので使われていません。

コロンボの海岸です。きれいな緑色をしています。

ニゴンボのホテルのすぐ近くにあった投票所です。教会の付属建物を利用しています。ここから僅か400メートル程度のところの何とかカレッジという学校にも投票所があり、この分だとかなり細かく投票所が分布しているようです。投票が済んだ人は小指の先に何かでしるしの色を付けられます。



2015年8月15日土曜日

なにも話題の無い日

日本はお盆休みの最中でしょうか。仏教国スリランカには盆休みの習慣がないようですが、その代わり夏の長期休暇をとっている人が多いようです。私のドライバーは先週から二週間の休暇を取り、北の方へバカンスに出かけました。いつも利用している貸自転車屋も先週から店を閉めています。おそらくどこかへバカンスに出かけたのでしょう。ホテルの支配人はスペインへ家族旅行をしてきたとか。

そんな折、ホテルで黙々と試行錯誤を続けています。ホテルに長期滞在したのは今回が初めて。キッチンも調理器具も何もない部屋でどうやって美味しい食事を作るか、それがテーマです。

きのうは湯豆腐に挑戦しましたが、失敗です。スーパーで買った豆腐を使い、ビニール袋に入れて水とだしの元、ネギのみじん切り
醤油をいれて電気ポットで沸騰させました。豆腐がすこし苦い味がして美味しくありません。

きょうはスープに挑戦です。ビニール袋にキュウリとネギのみじん切り、水、だしの元、ポークソーセージを小さく切ったものをいれ、醤油を加えて電気ポットで沸騰。これはまあまあでした。

果物屋さんの店先から釈迦頭、ドリアン、ジャックフルーツ、ランブータンが消え、今が旬なのがスイカとリンゴです。
スイカはマスクメロン程度の大きさですが皮が薄く結構おいしいです。リンゴは中国からの輸入でしょう。この店でもっとも高いリンゴが一個40円弱です。

最近、もっぱらマンダリンを食べています。袋ごと食べられるので手が汚れません。これはオーストラリアからの輸入

横断歩道の光景です。4人の女性はみなさん民族衣装を着ていますが、街で見かけるのは半々程度です。
格式のある職場ではすべて民族衣装を着ています。我がホテルのレセプションには二人の若い女性がいますが、常に民族衣装です。

職場のホワイトカラーはすべてネクタイを締めています。こんなところに英国を感じますね。

今日の鳥はペリカンです。 コロンボの運河で撮りました。


キルピコンナです。
次回は小さな炊飯器を持参されると良いかもしれませんね。
ものの本によると炊飯器ひとつでメインからデザートまでいろいろ料理が作れるらしいですよ。


キルピコンナさん
電気炊飯器は確かに万能のようですね。
実践している人がいます。彼はご飯だけではなく魚料理、蒸料理、スープなども作っているようです。

2015年8月9日日曜日

鉄道博物館

きのう鉄道博物館に行ってきました。

こんな小さな国でも鉄道博物館があるのは英国の影響でしょうか。場所はキャンディーの一つ手前の駅、Kadugannawa駅に併設されています。行きはニゴンボからキャンディー行きのバスに乗り、4時間もかかりました。帰りは鉄道でコロンボまで行き、コロンボからはいつものように高速バスでニゴンボに戻りました。

車内は超満員、途中まで立ったままです。車窓の風景は雄大で素晴らしく、遠くにはシーギリヤのような巨大な岩山がそびえているのが見えます。残念ながら写真を撮れる状況ではありのませんでした。

鉄道博物館ですが青梅鉄道公園よりも更に小さい規模ながら、古いイギリス製の車両を見ることが出来、興味深いものがありました。展示の説明が一切無かったのは残念です。もともとは粗末な説明板があったようですが、壊れて無くなったようです。

3列並んでいる車輛の両側は広軌ですが真ん中の列はナローゲージです。
手前の青いディーゼル機関車は川崎重工製、後ろは英国HUNSLET製です。

車掌室付きの気動車

詳細は分かりませんがデザインからして明らかに英国製。

その客室と

運転室です。

小さいジオラマがありました。広軌ではなく、HO 16.5mmゲージとのこと。

プラットホームは花畑のようです。

素性の分からない大型ディーゼル機関車、跨線橋はいかにも古いイギリスのデザインそのものです。

かわいらしいCタンク機、それでもさすがに広軌だけあり大きいです。

古き良き時代の英国客車、これは模型化してみたいなと思いました。



2015年8月6日木曜日

シーギリア・ロック

スリランカ便りを楽しく拝読しております。
内陸部と言えば、シーギリア・ロックも見事ですよ。「よくもまあこんな岩山があるもの」と感心しましたし、そこに宮殿を作ったとビックリ! 私の撮った写真もありますが、デュエルンさんから紹介して頂けるのを楽しみに待ちます。宗教の面では、ムスリムとヒンズーの方が目立ちました。 --ケンボー


ケンボーさん、こんばんは

シーギリアはスリランカで最も有名な観光スポットです。巨大な岩山もさることながら女性の壁画がエロチックで素晴らしいですね。
残念ながら今のところシーギリアへ行く予定はありません。オフシーズンであっても大変な混みようです。今はサマーバケーションの季節で外国人のみならず地元の学生なども大挙して訪れているようで、登るのも大行列だそうです。そのような訳で行くのを躊躇しています。

私が滞在しているニゴンボはこれまでに見た限りでは、モスクが一つ、ヒンズー教寺院が二つ、仏教寺院が二つ、キリスト教教会が無数といった感じですがニゴンボを離れると状況は一変し、仏教寺院ばかりになります。

スリランカの国教は仏教で、公的機関、役所や空港のヘッドオフィスなどには仏像が飾られています。毎月、満月の日はボヤ・デイーといって祝日です。これは仏教から来ています。この日は酒を買うことも飲むこともできません。事前に買い溜めして自室で飲む以外に方法がありません。

前にも報告しましたが、スリランカはシンハラ人が約70%、タミル人が約20%、その他という人口構成です。
シンハラ人もタミル人ともに四、五世紀前後にインドから渡ってきました。シンハラ人はインド北部から、タミル人はカルカッタなどインド南部からの移住です。シンハラ人は大半が仏教徒、タミル人はヒンズー教です。ヨーロッパの植民地時代まで大した衝突も無かったようですが、何故ならばイギリスなどはシンハラ人もタミル人は差別がなかったからです。

状況が変わるのは独立後です。多数派のシンハラ人によるタミル人への差別、抑圧が始まります。これに抗議したタミル人が蜂起し、内戦が勃発します。少数派タミル人には後ろでインドが暗躍します。まるでウクライナのドネツクで今起きている紛争と同じ構図ですね。この内戦が26年も続き、9年前に終結したばかりです。しかし、今でも多少の小競り合いはあるようです。

四、五世紀前後のインド北部は仏教が興隆だったのでしょうか、それとも仏教徒が迫害されてセイロン島へ逃げ延びたのでしょうか?

2015年8月5日水曜日

スリランカ横断

先週末、スリランカの東側海岸にあるアルガンベイというところへ一泊二日で行ってきました。そこは観光地ではなく、良い波があるということからサーフィンのメッカになっている場所です。

これまでは海に近い地域ばかり見てきましたが、今回初めて内陸部を横断しました。スリランカの国土は全体的に平坦地ばかりといった印象を持っていましたが、道路はアップ・ダウン繰り返しながらかなり標高の高い地帯を通り、さらに標高2000メートル近い岩山が連なっているのが見えます。低地は鬱蒼としたヤシの原生林が続きますが、標高が高くなるにつれ植生も徐々に変わり、ヤシの木はちらほらで葉の小さな樹木が増えてきます。

炎天下は暑いものの、ジメッとした湿気は薄れ、カラッとしています。東側の平坦地に出ると西側ではほとんど見なかった田畑がたくさんありました。牧草地もあり牛の放し飼いがあちこちで見られます。馬ならぬ自転車に乗ったカウボーイもいました。

スリランカは仏教国だと、ものの本には書いてありますが、滞在しているニゴンボはキリスト教国ではないかと思えるほど教会が多く、日曜日はどこの教会でもミサが行われていて、たくさんの信者が集まっています。町の至る所にキリスト教にまつわる飾り物があり、キリスト教の墓地があり、家屋には十字架があり、イコンが飾られ、これほどキリスト教を強く感じられる町をこれまでみたことがありませんでした。

ところがそのニゴンボから内陸部へ入ると状況は一変します。次々に仏教寺院が現れ、仏像が仏塔が頻繁に姿を現します。ニゴンボがスリランカで特殊な地域であることが理解できます。いずれにしても宗教心の極めて強い民族であることは間違いありません。

各国の道路標識はお国柄がでて面白いものですが、いまでも記憶に残っているのはチュニジアの「ラクダに注意」、ヨルダンの「ここで寝ること禁止」、スリランカでは「象に注意」、「猿に注意」、「孔雀に注意」などありました。そういえば前回の報告で屋根の上にとまっていた大きな鳥は孔雀だったかも知れません。

高度が上がるにつれ植生が変わり、黒い岩山がそびえています。

野生の猿の群れに遭遇。

顔がまっ黒で動きが俊敏かつしなやかです。

道路を横断する野生の象に遭遇、急いで車から降りてカメラを向けたがすでに遅く、かろうじてお尻だけ撮れました。

湖の畔で仲間の象数匹が草を噛んでいます。

水辺で何かをついばんでいる鳥を発見。

朝日に輝くアルガンベイの海、朝早くから何人かのサーファーがサーフィンに挑んでいました。

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