“風の旅人” として多くの伝説を作ってきたデュエルン・レーフェンス。 愛車 “轟カル号” と共に渡ったXX国からお伝えします。ジオポタ海外支部からの便り

2015年7月24日金曜日

要塞都市ゴール・後編

要塞都市ゴールの現在の住人はシンハラ人とムスリムが半々ということでやたらとムスリムが目立ちます。たまたま着いた日がラマダン明けの週末とあって、着飾ったムスリムの人々がたくさん町に出ていました。朝晩はモスクからコーランが流れています。言語のせいか、アラビア語のコーランほど余韻がありません。

11. オランダ教会です。

かなり老朽化していて補修が必要らしく、募金を募っていました。

12. 旧郵便局です。

現在は閉鎖されていました。


13.  ポストが六角形ながら日本のものと良く似ています。

14. 要塞内の建物はこんな感じのものが多い。


15. 観光案内書にはオランダが作ったのでオランダ風の建物が多いと書いてあるものがありましたが、オランダ本国でこのようなスタイルの建物を見たことがないのでオランダ人が蒸し暑い南の地で編み出したコロニアル様式と云うべきでしょう。

16. そのコロニアルスタイルの建物の前に止まっていた古いモーリスです。

17. クラシックな自転車が風景に嵌っています。

18. ポーズをとってくれたお嬢さん

19. ムスリムの可愛い姉妹、お揃いのドレスがお洒落です。

20. ルビオさん、こんどは屋根の上にとまっている大きな鳥を見ました。ニワトリよりも大きいです。頭に冠を付けています。

2015年7月23日木曜日

要塞都市ゴール・前編

要塞都市ゴールを報告します。

ゴールは17世紀に先に居留していたポルトガル軍をオランダ東インド会社が攻略してポルトガルを追放し、その地に要塞都市を築いたものです。18世紀末にイギリスに敗れるまでの間、軍事拠点、交易の拠点として繁栄しました。1796年にイギリスの支配に変わった後も、イギリスはそのまま要塞都市を保存して行政の中心として利用しました。大航海時代のことです。

海の突き出した小さな半島状の部分をぐるり高い城壁で囲み、出入りは城壁に開けられたアーチ状の門一か所だけです。城壁の上には時計台、見張り塔、たくさんの砲台、銃口が備わっています。長手700m、幅500m程度の規模です。

この手の要塞都市として一番有名なのはアドリア海の真珠とうたわれているクロアチアのドゥヴロヴニクがありますが、規模はほとんど同じ、迫力、美しさではドゥヴロヴニクが圧倒しています。ともにユネスコ世界遺産に登録されています。
(ドゥヴロヴニクについては2006年のキエフ便り「アドリア海の真珠」をご覧ください。)

1. 要塞の外側から見た城壁です。 時計台がそびえています。

2. 5まで城壁の上からの眺めです。

3.

4.

5.

6. 城壁の外側へ張り出した見張り塔、ヨーロッパの城の典型的なスタイルです。

7. 要塞への唯一の出入り口、アーチ型をしたトンネルです。当時は堅固な扉があったことでしょう。

8. 城門の反対側に古い灯台があり、その下に小さなビーチがありました。

岩に囲まれているので波も少なく、プライベートビーチの雰囲気です。

9. この種類の木はスリランカの至る所にあります。垂れ下がっている蔦状のものがすごいですね、これが地面に届くと根になるようです。

奥に見えてる長い建物は城壁の一部をなしていて、中ほどにアーチ状の門があります。

10. アーチ状の門を出ると船着き場に出ます。
往時は大型帆船がひしめいていたことでしょう。

2015年7月22日水曜日

鉄道で小旅行その2「プチホテル」

一泊だけのホテルは客室わずか7部屋の極めて小さなホテルです。観光スポットの真っただ中にあることと、オランダ植民地時代の建物を利用してホテルにしていることなどから、このホテルに決めました。通りからは建物が見えず、ホテルの前を何度か通り過ぎてやっと見つけました。雰囲気は良いですが、その他は大したことはありません。

1. 天井が高く、開放的で心地よい空間です。

2.  室内装飾の趣味も良く雰囲気があります。

3.上部から

4. あちこちに花が飾られ、紫色のつぼみはスリランカの国花である睡蓮です。

5. 白い花はなんというのか分かりませんが、ベッドの上やバスタオルの上に置いてあり、良い香りが漂っています。

6. 天蓋のついたベッド、部屋は狭いけれども天井高さが5,6メートルあり、天窓から光が差し込んで、部屋全体がとても明るいです。

7. 隣家の壁までベランダが張り出していて、心地よい風が抜けます。

ニゴンボのホテルはカラスがうるさいですが、ここではリスの鳴き声で目を覚まします。

8. ホテルの中庭には野生の猿が出没します。
ホテルで果物など与えているようです。

次回は要塞都市ゴールの報告です。

2015年7月21日火曜日

鉄道で小旅行その1

先週末、初めて鉄道に乗って一泊二日の小旅行してきました。行先はスリランカの最南端に近いゴールです。

帰りは翌日になるので貸自転車が使えないので、バスターミナルまではトゥクトゥクに乗る。数キロの距離で230円も取られる。他の公共交通機関に比べるとべらぼうに高いが、どうやらこれは外人相場で地元の人はこの数分の一で乗っているらしい。ニゴンボからコロンボまでは先週同様、高速バスを利用、こちらは100円、かなりリーズナブル。コロンボの中央駅に相当するのがコロンボ・フォート駅です。バスターミナルから徒歩で5,6分のところにあり、先週来た時についでに位置関係をチェックしておきました。

コロンボからゴールまでは約110キロあり、その距離を2時間15分で走ります。ネットで調べたら一等から三等車まであり、今回は奮発して一等車に乗るつもりでした。窓口で聞いたら一等車は無く、二等と三等車だけとのこと、仕方がないので二等車の切符を購入。因みに運賃は一等315円、二等166円、三等92円です。

コロンボ・フォート駅はホーム8面の立派なものです。面白いのは待合室が男女別々にあったことです。週末とあって大勢の客で賑わっていました。列車が到着する度にホームに人が溢れます。

ゴール行きの列車はコロンボが始発だとばかり思っていましたが、到着した列車を見ると既に多くの客が乗っている。コロンボで下車した客は僅かで、私は運良く座れましたが、多くの客は立ち席です。しかし座った方が楽か、立っている方が楽が微妙なところです。30分もしたら猛烈に尻が痛くなってきました。乗り心地、快適性は想像以上にひどく、記憶にある限り最低です。せっかくの広軌も乗り心地には貢献していないようです。混雑している車内に頻繁に物売り、流し、施しなどが来ます。沿線の風景は熱帯樹林の中に住宅、農家、などが点在し、インド洋も見えています。意外に建物が途切れません。

1. コロンボ・フォート駅

大変な賑わいです。

2. 鉄骨製の柱、梁

デザインがビクトリア調です。さすがに英国の匂いがします。

3. カナダ製のディーゼル機関車

現在活躍しいる機関車はほとんどこれです。この機関車をしげしげ眺めたり、写真を撮っていたら運転手が握手を求めてきた。機関車の説明などした後、駅の後ろに古いエンジンがあるから見てこいという。私が鉄道マニアであることが分かるらしい。この国では機関車のことをエンジンと言う。跨線橋を上って行こうとしたら、呼び止められて、ホームの一番端部がスロープになっていてそこから線路に降りられるのでした。裏口にも改札があり、エンジンを見てくるだけといって外に出ると古い蒸気機関車が鎮座していました。

4. 1908年、英国Hunslet製 蒸気機関車

5. 車内の光景

隣の女性は前の席の4人と合わせて5人のグループらしい。豆を炒めたようなつまみを食べだした。私にも食べろと差し出すので一つまみだけ食べてみた。美味しくないし、辛い。そのあと前の友達にも回してみんなで食べていた。私は持参のモンキーバナナを一本彼女にあげたら、一口だけ食べて前の友人に回した。順繰り回して、結局小さなモンキーバナナ一本を5人で食べた。スリランカ人の優しさに触れた思いがしました。

6. 途中で線路工事に遭遇

作業員たちはサンダル履きです。40数年前のシベリア鉄道だってオレンジ色のお揃いの作業着を着ていました。

7. ゴールに到着

時刻表では2時間15分ですが、15分遅れて、2時間30分かかりました。

8. 左側がゴール駅

橋を渡って右側に多くのバスターミナルがあります。

2015年7月12日日曜日

所用でコロンボへ

土曜日、所用があってコロンボへ行ってきました。

いつものママチャリを借りてニゴンボのバスターミナルまで行き、自転車をそこに置いてコロンボ行きのバスを探すと、間もなく発車するというバスが直ぐに見つかり、急いで飛び乗る。大きめのマイクロバスでエアコン付き、コロンボまで110ルピー(100円)。エアコン無しはもっと安いらしい。がめつく客を詰め込むので車内はぎゅうぎゅう。次回はエアコン無しの大型バスに乗って見よう、こちらの方がゆったりしているかも知れません。

高速道路をひた走り、あっという間にコロンボに到着、しかし高速を下りてから慢性的な大渋滞です。
押し合いへし合いしているうちにやっとバスターミナルに着く。バスターミナルの周り一帯は巨大な市場になっていて、人、車、トラック、バス、ツゥクツゥクでごった返していました。大都市なので浮浪者も目立ちます。市内バスに乗り換えて目的地に無事着きました。市内バスは20ルピー(19円)。公共交通機関は極めて安い。

ルビオさん、コロンボの運河で物凄く綺麗な鳥を見ました。写真を撮ろうと、カメラを出していたら、飛び去ってしまいました。大きさはムクドリぐらい、くちばしが異常に大きく、色は緑と青が混じった感じ、羽根を広げると金色に輝きます。

今日の写真 コロンボ

1. どこでも見かける花屋さん、花びらに糸を通して数珠のようにします。


2-5. 運河に面した心地よいデッキ。

遠くに見える塔は建設中の展望塔です。








続今日の写真 ニゴンボ田舎ポタ

1、2. L字マークの車は教習車です。

ポールを立てて、車庫入れの練習中


3. 道路には野良犬がたくさんうろついていますが、牛も寝そべっているし、ヤギもいます。これらにぶつからないように常に前方注意が必要。

教会の中庭もご覧のように牛が草を食んでいます。

4、5. やぎにカメラを向けたらどんどん近寄ってきました。

参加ユーザー

Powered by Blogger.