“風の旅人” として多くの伝説を作ってきたデュエルン・レーフェンス。 愛車 “轟カル号” と共に渡ったXX国からお伝えします。ジオポタ海外支部からの便り

2010年2月6日土曜日

イスタンブール報告<最終回>

元旦のイスタンブール空港に2時過ぎに着き、タクシーでホテルに向かい、仮眠を取った後、夕方から散策に出ました。
元旦と云うのに閉めている店も無く、道路工事はやっているし、清掃車によるゴミ回収もやっている。
街中にたくさんある家内工業みたいな作業場も仕事をやっている。
それも深夜から明け方までやっている。
イスラム社会は新年を家庭で祝う習慣がないのでしょうか?

イスタンブールの旧市街(コンスタンチィノープル)は城壁により護られていました。

3世紀頃に作られたテオドシウス城壁です。マルマラ海からゴールデンホークまで完全に遮断しています。
驚くべきことに約6.5キロの城壁の殆んどが現在でも形を留め現存しています。
キエフと違いイスタンブールは十字軍の侵攻以外に殆んど侵略を受けていないので古いものが破壊されずに残っているようです。
実際に目にする城壁は横ストライプのきれいな帯が入り3世紀頃のものとは思えないほどモダンなデザインです。

イスタンブールの水道橋は良いロケーションのところにあり、幹線道路をまたいで架かっています。
ごく短い部分しか残っていませんが現在の街に完全に溶け込んでいて、今でも水が流れているかのようです。
去年訪れたチュニスの水道橋は世界一の長さだそうで、いまでも断続的に20キロ位残っています。(バスの窓から見ただけですが)
水道橋といえばやはりセゴビアの水道橋を見たい。
昔スペインを旅行した時にセゴビアを通っていたはず、なぜ足を止めなかったか惜しまれます。
ところで水道橋を英語でなんというのか知らなくて、日本語を直訳してウォーターサプライブリッジなんて言っていたら、全く違っていて、Aqueductというのですね、一つ勉強になりました。

水道橋のすぐ近くにあるモスクがSehzadeモスクです。廻りをきれいな庭園に囲まれたモスクで珍しく回教のお墓もありました。
観光客もチラホラでとても静か。

イスタンブールのホテルの多くは最上階にレストランがあります。今回のホテルも2006年に泊ったホテルもそうでした。
素晴しい景色を眺めながらの朝食は最高です。食事がもっと美味しければ言う事なし、夜はカクテルバーになり、夜景を眺めながらの一杯はロマンチックです。

最終日は空港へ行くまでの半日をブルーモスク、アヤソフィア、トプカピ宮殿の遊歩道などの散歩に費やし、元旦から3泊4日、イスタンブールで過した正月はあっと言う間に過ぎました。

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