“風の旅人” として多くの伝説を作ってきたデュエルン・レーフェンス。 愛車 “轟カル号” と共に渡ったXX国からお伝えします。ジオポタ海外支部からの便り

2016年1月6日水曜日

シーギリヤ報告その2 <カンダラマ ホテル>

スリランカが誇る天才建築家ジェフリー・バワ設計の最高傑作と云われるカンダラマホテルを見に行きました。当初このホテルに泊まるつもりでしたが、ハイ・シーズンとクリスマス、連休が重なってとんでもない金額です。普段200ドル程度が400ドルに跳ね上がり、即座に断念しました。

舗装された表道路から未舗装道路に入ってしばらく走り、坂道のカーブを曲がったら突然ホテルのエントランス前に到着です。第一印象はこれが本当にカンダラマホテル?という疑問でした。古びていて、しかも貧素な感じです。庇があるだけであとは何もないエントランスの奥に廊下が伸びていて、トンネルのような廊下を抜けると急に視界が開けたロビーに出た。その先に気持ちのよいテラスが張り出している。

ホテルの周りは鬱蒼とした樹林でその先にカンダラマ湖が広がっている。ホテルは湖に面した岩山にへばりつくように建てられている。建物全貌を眺められる場所はなく、上階のテラスの先からかろうじて眺めると奥の方はすでに樹木に飲み込まれているようです。

屋内にも岩山の岩がそのまま露出しているところがある。この辺りの自然の取り込み方、岩山の地形に合わせた配置計画にさすがに冴えが見られます。それ以外には大して感銘を受ける建物ではない。このホテルは1994年オープンと書いてありましたが、とても21年前の建物とは思えない、50年以上も前に建てられた古い建物に見えます。内外装のデザイン、室内空間のデザイン、ディテール・デザインどれをとっても残念ながら眼を見張るものはなかった。

ホテルへ通じる道で見た珍しい鳥です。 足の長い鳥はサギのようですが、首の白い鳥は何でしょか。 この後、大トカゲが出現し、カメラを手に取って急いで車から降りましたが、逃げられました。

突然象が現れました。

この先に観光用の象や空からシーギリヤを眺める遊覧へりの施設がありました。

カンダラマ・ホテルのエントランスです。

庇があるだけで殺風景です。右側はレセプション、左奥に内部に入るトンネルのような廊下があります。

その廊下と視界が開けたロビーです。

ところどころ室内に岩山の岩が露出しています。
池の水面と湖が一体に見える、ジェフリー・バワ得意の手法で、あちこちのホテルで繰り返し採用しています。

すべての部屋は湖、カンダラマ湖に面しています。

これはレストランです。

奥の方は樹木に覆われているように見えます。

目の前の熱帯樹林の先にカンダラマ湖が広がっていて、その先にシーギリヤを望むことが出来ます。

今回の宿です。

中庭を囲んで2,3階建てのロッジタイプの客室が並んでいます。朝晩は寒く、毛布の備えもありました。

2016年1月5日火曜日

シーギリヤ報告その1 <石窟寺院ダンブッラ>

24日のクリスマス・イヴとクリスマスの日がたまたまスリランカの祝日に重なり、土日と合わせて4連休になりました。と言う訳で25日から二泊三日の日程で念願のシーギリヤに行ってきました。3日間、ドライバー付の車を雇ってガソリン代込みで180ドルでした。ドライバーのC氏は49歳、3人の娘さんがいて、長女は24歳ですでに結婚しているとか。車はホンダ・フィット・ハイブリット車、なかなか快適です。スリランカは異常にハイブリット車の比率が高い、優遇税制の為らしい。トヨタ・プリウスも多いですが、ホンダのハイブリット車の方が上回っている感じがします。ムカエルがインドから売り込んだに違いない。(笑)

スリランカで走っている日本製の車はどれも輸出仕様ではなく、日本で一度車検を取ったものばかりのようです。今回、一度だけガソリンを給油した。日本と違い、先に決まった金額の紙幣を渡し、その分だけガソリンを入れてもらう方法です。ドライバー氏は1000ルピー分入れてもらい、約8.5リッターでした。1リッター約98円、日本より少し安いようです。

スリランカを移動していつも感じるのは、どこへ行っても鬱蒼とした樹林が大地を覆っていることです。こんなに樹木だらけの国をこれまで見たことがない。ほとんどが原生林で人が入り込めない。これと対局にあるのがヨルダンでした。雑草一本もない荒涼とした土漠が延々と広がる、月か火星のようです。

最初に訪れたのは石窟寺院で有名なダンブッラ、次にジェフリー・バワ設計の最高傑作と云われるカンダラマ・ホテル、最後にシーギリヤです。この3か所はすべて車で30分ぐらいのところにあります。おおよその位置はスリランカの真ん中から少し北に行ったところです。

・ダンブッラ石窟寺院
スリランカ最大の石窟寺院です。岩山の頂上付近に自然にできた洞窟に極彩色の壁画、天井画とおびただしい数の仏像が彫られ、安置されています。この石窟寺院は紀元前1世紀から1250年と極めて長い年月をかけて築かれました。石窟は五つあり、手前が最も古く奥へ行くほど新しい。五つの石窟を漆喰塗りの回廊がつないでいる。

連休とあって大勢の仏教徒が参拝に訪れていました。ここで大失敗をする。汗だくで岩山を登り、やっと石窟寺院の入り口にたどり着くと、入場券のチェックをしている。ここで入場券を買えるものと思っていたら、下のチケット売り場でないと買えないという。下まで降りて、再び岩山を登る気力も体力もないのでこの日は断念、石窟寺院の写真は二日目に撮ったものです。

金色に輝く大仏がダンブッラの目印です。

大仏の左端に石窟寺院へ上る石段の通路がある。
 
石段を登って後ろを振り返ると遥か遠くにシーギリヤを望むことができました。
5つの石窟をつないでいる白い漆喰の回廊です。

上に覆いかぶさっている岩山に注意していただきたい。横一文字に段差をつけて岩を削り取っているのは、水切りといって雨水が洞窟の中に入り込まないようしている細工です。

こんな古代にこのような知恵は驚かされます。

一番古い石窟です。とても狭く、涅槃仏が一体彫られているのみ。
2番目の石窟はかなり広く、おびただしい数の仏像が鎮座しています。
どれも壁、天井は極彩色の壁画で覆われています。


回廊の内部です。 ところどころ岩山の岩が露出していて、人工と自然の調和が巧みです。

次に紹介するカンダラマ・ホテルでも同じ手法を使っていました。

2016年1月2日土曜日

初ポタ

一足早く、きょう自転車で走ってきました。
いつものラグーンコースです。

ここは交通量が少ないので走りやすいです。
地元のロードレースのコースも必ずラグーンが入っています。

最近少し心地よい気候になりました。

日中の気温はあまり変わりませんが、涼しい風が吹いています。
現在の室温も29度ぐらい、冷房を入れないで過ごせます。
ポタリングの帰り道、魚市場に寄りました。


いつもはイカなど買い物が目的ですが、きょうは市場の周りの浜辺を散策してきました。
魚の干物づくりで砂浜はいっぱいです。

ナオボーさんのお勧めに従い、ベランダで大根を干してみました。

乾燥大根を作るほど長い時間置いておけないので取りあえず輪切りにして明日の夕方まで干してみます。

シーギリヤ報告はいま写真を整理しているところです。

2015年12月27日日曜日

シーギリヤから戻りました

先ほどシーギリヤから戻りました。たくさん写真を撮ってきました。整理ついたらお届けします。

ぺタッチさんの期待に応えて、胸もあらわなシーギリヤ・レディの写真もありますよ。

それからキリスト生誕のジオラマには予想通り、産まれたばかりのキリストが置いてありました。

それが生後間もない赤ちゃんが存外でかいです。

2015年12月25日金曜日

スリランカのクリスマス・イヴ

きょうはクリスマス・イヴです。

前回紹介したキリスト誕生の小屋のジオラマはあちこちに作られています。
教会はもちろん、ホテルや街角にも作られ、日本の正月に門松を飾る感じに似ています。

決まったスタイルはなく、それぞれ工夫を凝らして作っているようです。
 高床式あり、舟のかたちあり、さまざま。

夜になるとほのぼのとした明かりが灯ります。
いつも利用している小さなクリーニング屋さんのお宅では30センチ角程度の屋根のない小さなジオラマを飾っていました。
これらのジオラマをよく観察すると肝心のキリスト赤ちゃんの姿がありません。
おそらく12時過ぎに置かれるのでしょう。
10時ごろ近所の教会に行ってみましたが閑散としていました。
12時近くにならないとミサが始まらないようです。
ホテルの庭ではクリスマスパーティーが催され、生バンドで下手な歌手がクリスマス ソングを歌っています。

12時に一斉におびただしい数の花火が打ち上げられるそうです。

明日の朝早いから耳栓して寝ます。

2015年12月13日日曜日

もうすぐクリスマスその2

 スリランカは9月から11月までが雨期で12月から乾期に入ると、インターネットに出ていました。 確かに9月から雨ばかり降っています。 12月に入り、からりと晴れるかと思いきや、やはり雨が多い。 きょうになってやっと気持のよい晴天になりました。
 久しぶりにポタリング。先週あたりから道端で干し草を並べて売っているのを見て、家畜にでも食べさせるのかと思いましたが、放し飼いの牛やヤギはいるものの、こんな街中で家畜を飼育しているところは無いので不思議に思っていました。
きょうその謎が解けました。 近くの教会にキリストが生まれた馬小屋を再現したジオラマが飾ってあるのを見ました。 どうやら教会だけではなく、クリスマスに一般家庭でもこのようなジオラマを作って飾る習慣があるようです。 干し草はその馬小屋の床に敷くようです。
クリスマス休暇を利用してシーギリヤに旅行します。 イブに出発する予定でしたが、みんな教会のミサに出るので運転手が確保できませんでした。 あの岩山に登る為にこれからトレーニングに励みます。

もうすぐクリスマス

最近あまりポタしてないので話題がありません。

巷ではクリスマスの準備でおおわらわです。ここはキリスト教の街なのでスーパーやホテルでもクリスマスの飾りつけが進んでいます。クリスマスイブに車で旅行しようと思ったら、みんな教会に行かなければならないので断られてしまいました。

写真は我がホテルのクリスマスの飾り付けです。

私の部屋のドアにも鈴のクリスマス飾りが付きました。

庭では何かのコンサートが催されていました。

海をバックに仮設ステージが作られ、バンドが入って大音響でうるさい!


宿泊の外人はプールサイドで日光浴、私は部屋で雑務。

きょう近所できれいな亀に遭遇、甲羅が高く盛り上がり、グラマーです。

参加ユーザー

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